頭痛外来で行うこととは

頭痛は頭全体が痛くなったり、局所的に痛くなったりするなど原因が特定しにくい症状のことを言います。頭痛という病はないので原因が似ていても日によって痛みが違ったり人によっても痛みの感じ方が違います。頭痛がひどい時は脳神経外科にかかることが多かったのですが、近年医療機関では頭痛外来を設けるところが増えてきました。頭痛外来はどのような頭痛も診るところです。

日本頭痛学会が認定している頭痛専門医がいる事が多いです。問診の結果緊急性の高い頭痛はMRIやCT、血液検査などを行い頭痛の原因となっている病気を見つけ出します。病気を発見したら速やかに専門の科に紹介をしてくれます。慢性的に起きている場合はさらに詳しく話を聞き、どの薬があっているかを見つけ出していきます。

頭痛外来で行うことは危険でない頭痛を取り扱うことが多いです。危険でない頭痛には片頭痛や群発頭痛、緊張型頭痛、神経痛による頭痛、目や鼻から来ている頭痛などがあります。片頭痛は女性に多いとされていますが、パソコンを使用する仕事が増えたため、緊張型頭痛の方も増えています。こういった頭痛の場合は、生活や食事を見直すといった指導の他、予防薬により予防する方法を提案します。

予防薬は痛みを感じるのをブロックする働きがあるため、処方されることがあります。この他、漢方薬を使用したり、痛み止めもいくつかの種類を試すこともあります。頭痛は人それぞれ違うので自分に合う方法を見つけるまでに時間がかかりますが、頭痛外来ではより専門的に診てくれるので安心です。

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